米国務長官が「北朝鮮との関係は極めて不安定」と評価

韓国は平昌五輪を利用することに盛り上がっていて明後日の方向に向かいつつあるが、アメリカとしてはかなり警戒しているようだ。

米国務長官:北朝鮮との戦争の脅威は拡大、極めて不安定な局面

2018年1月17日 9:20 JST 更新日時 2018年1月17日 14:51 JST
 ティラーソン米国務長官は16日夜、北朝鮮との戦争の可能性について冷静に評価し、北朝鮮の核開発計画の前進は「極めて不安定」な状況にあることを意味すると指摘した。
  ティラーソン長官は対北朝鮮制裁の新たな方法を模索するため20カ国の外相らが会合を行ったカナダのバンクーバーで、「脅威が拡大していることを理解する必要がある。北朝鮮が関与や対話、交渉の道筋を選択しなければ、彼ら自身が選択肢の1つの引き金を引くことになる」とコメント。「北朝鮮がどれだけプログラムを進めたかという観点では、極めて不安定な局面にある」と付け加えた。

米国務長官のティラーソン氏は、これまでの発言を考慮すると、むしろ対話にて北朝鮮の脅威を取り除こうとする、「戦争回避派」だと思われるが、どうにも今回の北朝鮮と韓国との対話からして気に入らないようだ。
 同長官はまた、対話開始のための米韓軍事演習「凍結」を求める案については拒否。北朝鮮に対する限定的な先制攻撃の可能性にはコメントを避けた。また、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と話したことがあるかどうかを米紙ウォールストリート・ジャーナルとのインタビューで言及を避けたとする報道については、ティラーソン長官はコメントしなかった。
ティラーソン氏の発言もなかなか興味深いが、米国メディアはもっと凄いことを言っていた。

「北朝鮮へ行く人は遺書を書いて葬式の準備を」米国政府が勧告

1/17(水) 6:40
米FOXニュースは15日、米国務省が北朝鮮訪問を希望する国民に対し、事前に遺言状を作成して遺産の処分や葬儀の計画を立てて置くよう勧告したと報じた。
国務省のウェブサイトを見ると、確かに「北朝鮮―(旅行)危険度4:旅行禁止」とする10日付の勧告文が掲載されている(下の画像)。

ほほう。

警告

これ、米国務省のサイトだと紹介されている。

米、国別の渡航危険度を4段階に 「渡航禁止」北朝鮮など11カ国

2018年1月11日 05時57分
 【ワシントン共同】米国務省は10日、海外渡航する国民向けの国・地域別安全情報を見直し、危険度に応じ1~4の4段階で勧告するウェブサイトを新たに公表した。これまで「注意」「警告」などの言葉のみで注意喚起しており、違いが分かりにくいとの声が寄せられていた。
どうやら1月10日に情報が更新されたことを受けてのニュースのようだが、確かにサイトには、レベル4の「Do not travel」に分類されており、特別な許可無しでの渡航が禁じられている。日本もそうすべきだよね。

そういえば、アメリカは強襲揚陸艦「ワプスワスプ」を佐世保に移動している。

米海軍佐世保基地 新配備の強襲揚陸艦入港

1月14日 12時29分北朝鮮情勢
長崎県のアメリカ海軍佐世保基地に最新鋭の戦闘機F35Bが運用できる強襲揚陸艦ワスプが新たに配備され、14日午前、入港しました。
北朝鮮が核・ミサイル開発を進め、中国が海洋進出の動きを活発化させるなど、東アジアの安全保障をめぐる環境が厳しさを増す中、アメリカ海軍は強襲揚陸艦 ワスプを長崎県の佐世保基地に配備することになり、14日午前9時ごろ佐世保港に入港しました。

事態が緊迫化していなければ、こんなことはしないだろう。
何しろ、強襲揚陸艦「ワプスワスプ」はF-35Bが離発着できる他、上陸戦を敢行出来るようにLCACが積まれていたり、病院船として機能するようになっていたりと、なかなか洒落にならない機能を備えている。
以前配備されていた「エセックス」や「ボノム・リシャール」と同型艦なので、単に任期が終わって交代するという話だと思っていたが、「ワプスワスプ」は改修済みであるとのこと。
また、輸送機オスプレイや揚陸艇のほか、山口県のアメリカ軍岩国基地に配備されている最新鋭戦闘機F35Bが、洋上で離着艦できるように改修されています。
わざわざこの時期にこれをもってきている意味を考えると、韓国とはことなり、危機のレベルは高まっているという風に判断しているのだろう。

北朝鮮がハワイでの弾道ミサイル誤警報を「笑うに笑えない悲喜劇」

2018.1.15 23:06
 北朝鮮の朝鮮中央放送(ラジオ)は15日、ハワイで弾道ミサイルが迫っているとの警報が誤発信されたことについて「笑うに笑えない悲喜劇が演じられた」と報じた。ラヂオプレス(RP)が伝えた。
先日は、ハワイで誤報があったというニュースを見かけた。

誤報

これが携帯電話に届いた警報の文面らしいのだが、エマージェンシーアラートと書かれていて、ちょっと洒落にならないな。
 警報は午前8時7分、「ハワイに向けて弾道ミサイルが発射された。ただちに避難を。これは訓練ではない」との内容で、ハワイ州の住民の携帯電話に送信され、地元のテレビやラジオも報じた。
ただこれ、原因はハッキリとは分からないが、北朝鮮からミサイルが届くと言うことを現実のものと捉えていて、ハワイでは準備がなされていることを意味する。

アメリカと韓国でここまで温度差が大きいと、「同盟国としてどうよ」と思うのと同時に、韓国の当事者意識の無さに目眩がしそうである。

アメリカがピリピリし過ぎている、という見方はあるだろうが、わざわざ五輪へ選手団を送り込むという算段をしているあたり、情勢の変化は感じざるを得ない。

そして、もう一つ見ておかなければならないのが支那の動きなのだが。

中国外相 北朝鮮問題で真実の瞬間が訪れた

2018年01月17日 14:18(アップデート 2018年01月17日 14:19)
王外相は、朝鮮半島では緊張緩和の稀なケースが見られているが、これまでの経験は「朝鮮半島情勢が緩和し始めると毎回常に障害が現れ、意図的に妨害しようとする人々さえ現れる」ことを物語っていると指摘した。
外相がこんな発言をする一方、習近平氏も動きを見せている。

習氏、北朝鮮緊張緩和へ努力要求 米中首脳電話協議

会員限定有料記事 毎日新聞2018年1月16日 17時25分(最終更新 1月16日 17時25分)
 中国中央テレビによると、習近平国家主席は16日、トランプ米大統領と電話協議し、韓国と北朝鮮の間で行われている協議を念頭に「朝鮮半島情勢に前向きな変化が出ている」との認識を示した。その上で「得難い(緊張)緩和の流れを継続させていかなければならない」と述べ、対話による解決に向けた努力を求めた。
アメリカにこの様な働きかけをしているというのだが、これは建前だろう。

中国が密かに難民キャンプ建設──北朝鮮の体制崩壊に備え

2017年12月14日(木)15時38分
中国は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制崩壊による難民の大量流入に備え、1400キロ余りの国境沿いに数カ所の難民キャンプを建設する計画を密かに進めている。
この難民キャンプの規模は50万人程度だと言われている。
そしてもう一つ気になるニュースがこちら。

“中国が北朝鮮との貿易 大幅削減” アメリカが評価

1月13日 6時26分
中国政府が、去年1年間の北朝鮮からの輸入額が前の年を30%余り下回ったと発表したことを受け、アメリカ、ホワイトハウスの報道官は、「貿易を大幅に削減しているのは喜ばしい」と評価する声明を出し、引き続き中国に国連安全保障理事会の制裁決議の完全な履行を促す狙いがあるとみられます。
石油など、一部製品に関しては海上で積み替えをやるなど、しつこく北朝鮮へのエネルギー供給を続けている実情が伝えられる一方で、全体量としては減らしているのが実情である。
北朝鮮はこれがかなり堪えるのだろう。上層部は屁でも無いかも知れないが……。

何れにしても、楽観視はできないのだろうね。


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コメント

  1. 強襲揚陸艦の艦名「ワスプ」ではないでしょうか?

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    1. ご指摘感謝。
      修正しました。

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