“また”韓国産K-9自走砲、試射中止

はい、またです。

5カ月ぶり再開の韓国産K-9自走砲…試射でまた中止

2018年01月19日09時03分
  韓国陸軍は18日、K-9自走砲射撃の再開のために試射を行った際に、事故を懸念し射撃を中止したと明らかにした。
……5ヶ月ぶり?
これのことである。

K-9

韓国の誇る自走砲K9は、このブログでも大人気だ。
性能詐欺の噂もさることながら、海外に売れているという意外性についても注目されている。

リンク先には、2017年8月に韓国国内で発生したK9自走砲の事故に関する内容が紹介されていて、その原因はハッキリしたのかしなかったのか。死者は3名、負傷者は4名という状況だったようだ。前回の記事を書いたときは「死者2名に増えた」という記事だったので、重篤な症状だった被害者の内、さらに1名が命を落としたらしい。ご冥福をお祈りしたい。

訓練の際に7名が乗車し、砲身が暴発して火災が発生したという事故だった。

この時には、砲身の中にカスが溜まっていたのが原因だったのでは、という話も出ていたな。
  陸軍によると、同日のK-9自走砲の試射は3門各6発を計画しており、その中2門は計画通り射撃した。
  しかし、1門は2発射撃後の点検の過程で弾薬を計って入れる薬室内部に火薬のカスが識別されたため、射撃を中止したと陸軍は説明した。
火薬のカスを検出できるセンサーでも付けたらしく、カスが薬室内部に溜まったことをセンサーが検出したのだろうと思う、火事を起こさなかったのは僥倖というべきだろう。

しかし、この状況なので、再び訓練は中止である。
せっかく5ヶ月ぶりに訓練を再開した途端にこれなので、再びどうなるのやら。
  陸軍は、ただし、今回の射撃で前回の事故の際に提起された機能的部分の非正常稼動の懸念は解消されたものと判断すると付け加えた。
  陸軍は薬室内部で火薬のカスが識別されたのが砲の問題なのか、装薬の問題なのか分析した後、最終装備検査と安全統制認証を通過した部隊から順次射撃を再開していく予定だと明らかにした。
韓国陸軍は、「前回の懸念が解消されたことを確認した」と言っているが、そもそもこれがおかしい。そんな検証は、訓練ではなくメーカーがやれよと言う話。
  昨年8月に国家K-9自走砲で発生した火災事故により当時K-9に搭乗していた将兵3人が死亡、4人が負傷した。民・官・軍の合同調査の結果、激発スイッチを押していないにも関わらず一部部品の異常な作動により発生したものと把握された。
試射の再開を軍でやるというのは意味がよく分からないな。

ただ、気になるのは、添付されていたキャプションに添えられていたコメントである。「昨年10月に韓国陸軍のK-9自走砲が米国バージニア州ボルチモア港で荷役作業をおペタの地、トレーラ登場のために待機している様子」とあった。
暴発事故が起きたのが2017年8月なので、修理中にアメリカにあった事になる。

もう一つ気になるのが、スルーしていた去年末のニュースだ。

韓国製の自走砲「K9」 ノルウェーと24門輸出契約

2017/12/21 08:52
【ソウル聯合ニュース】防衛産業を手がける韓国のハンファ地上防産は20日(現地時間)、ノルウェー国防省と自走砲「K9」24門、弾薬運搬装甲車「K10」6台を2020年までに輸出する契約を結んだと発表した。金額としては2452億ウォン(約260億円)に達する。
修理が終わっていなかったのにノルウェー何やってんの。
  • フィンランド 48門(中古品を販売の予定)
  • インド 100門
  • ノルウェー 24門
これが、2017年にあったK-9自走砲の取引話である。インドの100門は本当に購入が続行されるか怪しい部分はあるが……。
ノルウェーは、弾薬運搬装甲車「K10」まで買うと言うから、頭がおかしいんじゃ無いかと。
 K9はスイスやドイツなど欧州企業の自走砲と競合してきた。冬季テストや射撃などで高い評価を受けたという。
色々な事情はあるんだろうけど、導入してから泣かなきゃ良いな。


しかし、一方で、日本はこんな形で海外に兵器を売る段階には至っていない。武器輸出の状況に関しては見習うべきところがあるだろう。


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コメント

  1. 関係の無い話ですが、昨年から中国海軍で中等練習機による艦載機のパイロット訓練が始まったようです。
    まだ、陸上での訓練ですが、ソース 香港の南華朝刊のサイト

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    1. 支那は、陸地に空母の離発着訓練場を作ったり、カタパルトの実験をしていたり、という話は聞きますね。パイロットの訓練と言っても、時間がかかってなかなかままならないでしょうけれど、空母ができれば訓練も捗りそうですね。
      今の、なんちゃって空母ではなかなか難しい話でしょうけれど。

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  2. ノルウェーはライセンス生産ではなくて完成品を輸入するんですね。
    インドは別にK9に拘りがあるわけでもないし予算がありますから、問題があると感じたらさっさとキャンセルしてロシア製の自走砲でも買いそうですね。
    対潜哨戒機のP-1なんかは、P-3の代替を求めてる国に売れると思うんですけどねえ(P-8はP-3の純粋な後継機とは言い難いですし)

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    1. ノルウェーの事情は調べたかったのですが、今のところ情報をキャッチできていません。
      インドは買った、という情報も見かけましたが、本当のところはどうなんでしょう。

      日本の兵器は色々と特化しすぎている部分もあって、「売るために作る」という発想ではないんですよね、未だ。その辺りをもっと突き詰めて考えてほしいものです。

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  3. これ輸入しt側からすればk-9自走砲のガワだけを必要としたのかも・・・・・・
    自動車の販売に例えれば購入価格と乗り出し価格が違う様にk-9自走砲本体の
    他に砲弾や予備の砲身がセットで有ればかなりの劇安かと・・・・・・

    本体のみの価格でも自国調達の1.5~2倍が輸出時の価格になります。

    特に北欧2ヶ国が50両以下の点を考えると自国で1から開発生産するもガワだけ
    でも既製品で間に合わせてパワーパックや砲身は自国で用意して後継の自走砲を
    割安で仕立て上げる方法のように思えます。

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    1. その発想は分かります。
      パッケージとしてはK9自走砲ですが、中身はドイツ製だったり、色々実績のある外国製品がてんこ盛りなんですよね。
      ただ、それの信頼性があるかどうか?は謎ですが。

      今後、自走砲を安く作るノウハウとして購入した、という可能性はあると思っています。

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