北朝鮮に必死に近づこうとする文在寅氏

いや、いくら何でも前のめり過ぎるだろう。

対北朝鮮特別使節団、午後2時訪朝に出発。金正恩委員長に親書配信予定

入力2018.03.05 09:23
文在寅大統領の対北朝鮮特別使節団が5日午後2時城南ソウル空港から特別機で西海の直航路を利用して平壌に向かう。
定義用青瓦台国家安保室長を首席特別使節団は順安空港から平壌に入り、1泊2日の公式訪朝日程に突入する。
早速、ムン君は北朝鮮に特別使節団を送り込む気らしい。

訳が分からない話なので、本日の記事は少々まとまりが無いが……、ご容赦願いたい。

で、ムン君、平昌五輪が閉会式を迎え、平昌のパラリンピック開会式が始まる3月9日の間に、早々と話を進めてしまおうという心づもりのようだな。

なにしろ、平昌パラリンピックが終わってしまえば、半島有事が再燃しかねない状況になっている。その前に何とかしたいという意向なのだろう、表向きは。

しかし、ムン君はチェチェ思想に染まってはいても、一国のトップである。安易に北朝鮮に近づくことの危険性くらいは理解しているだろう。問題は、何故それ程までに急ぐのか?という点だ。
半島有事が勃発した場合に、多数の犠牲者が出る可能性は高いが、アメリカ軍がいる今であれば寧ろ状況打破には有利とも言える。このままアメリカ軍が朝鮮半島に見切りを付けて出て行ってしまうような事態を迎えれば、寧ろ韓国が独力で北朝鮮にこうする術は無くなる。それ程までに韓国軍は脆弱なのである。徴兵制で兵士の数だけ揃えていても、士気は低いし兵器もかなりヤバイ。
一方の北朝鮮軍はどうか?というと、こちらも兵器は骨董品で動かすための燃料も無いと言う状況ではあるが、兵士の数は無駄に多い。ただし、その兵士達も寄生虫に侵された様な状況であり、健康状態は必ずしも良くは無い。支那との接点も薄くなってしまった今、継戦能力がどれだけあるのか?という気はする。つまり、他国の干渉無く北朝鮮と韓国とが激突すると、消耗戦に発展し、泥沼の戦いに向かわねばならなくなる。
一方で、アメリカ、支那、ロシア何れの大国にとっても、朝鮮半島は現状維持が好ましいと考えているのはほぼ間違い無いだろう。アメリカやロシアの国民はどう考えているかは知らないが、政府は当然現状維持を望むと思われる。戦争が起これば、波及する問題が山のように噴出するからだ。
では、北朝鮮と韓国はどうか?実はこの両国とも現状維持を望んでいる。正確に言えば、両国とも「保身」だけに汲々としているといっても良いだろう。

北朝鮮、というか金正恩氏にとっての勝利条件は、以下の通りだと分析する。
  1. アメリカに北朝鮮の核保有を容認させ、体制の保証をさせること
  2. 制裁解除による外貨獲得手段の増強
  3. 中東などの弱小国への核戦力の販路確保
金正恩体制は、実のところ恐怖政治を敷いた結果、かなり無理をした状況にあって、どうあっても今の状況を打破できる実績が欲しいというのが、エリンギヘッドこと金正恩氏の望みだと考えている。
そして、金正恩氏が北朝鮮人民に正当性を認めさせるためには「偉大なる実績」が不可欠であり、それが金正日悲願の核戦力の保有であり、それによる国際社会における発言権の増大であろう。割と、「朝鮮半島の統一」が一番の目的として掲げられがちではあるが、北朝鮮にとって韓国を取り込むことそのものはあまり旨味が無い。
韓国の科学技術を吸収するという事には意味はあるだろうが、サムスンやLGを取り込んだところで、これまでの販路を維持できなければあまり意味が無く、赤化統一後にこれまでの販路を維持できるのかと言われるとかなり疑問だ。
鉄鋼業や造船業、鉄道、石油化学など、韓国には既に手にれてメリットがあるほど経営状態が良い企業は残されてはいない。技術を手に入れる事に意味はあると思うが、寧ろ体制が整わなければ重荷になる可能性すらある。
可能性としては、ムン君を韓国地域の筆頭として取り込み、ムン君に地域の裁量権を与えて経営を任せるという手もあるのだろうが、肝心のムン君が経済面にはとことん音痴だと思われるので、上手く行くかは甚だ疑問だ。金正恩氏には人を信じて裁量に任せるという経営ができるとも思えないので、その先破綻する可能性は高い。

では、韓国はどうだろうか?
ムン君の勝利条件と韓国政府の勝利条件はかなり温度差があると思われる。

自由韓国党「文正仁特別補佐官の『間抜けな行動』…即刻解任を」

2018年03月04日10時05分
   自由韓国党は3日、「文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官は韓米対立を倒し南南葛藤を起こそうと北朝鮮から下ってきた対南工作員ではないかと疑問を感じる」として即時解任を促した。
   自由韓国党のチョン・ホソン首席副報道官はこの日論評を通じ、「文特別補佐官の従北左派式言動はいちいち羅列しにくいほどで、韓米同盟に取り戻しがたい水準の亀裂を起こしている」としてこのように明らかにした。
~~略~~
   文特別補佐官はこのほどワシントンDCで開かれた米国北朝鮮委員会(NCNK)主宰の北朝鮮問題セミナーに参加し、「大韓民国大統領は軍事主権を持っている。大統領が在韓米軍に出て行けと言えば出て行かなければならない」と述べて議論を呼んだ。

ムンパが韓国政府を牛耳っているような状況ではあるが、韓国が国として行動する場合には、流石に国会の抵抗もあると思われるので、少なくとも勝手に北朝鮮の属国になるような選択肢を採ることは困難だと思われる。
となると、韓国としての落とし所として考えてくるのは以下のようなものだろうと思う。
  1. 高麗連邦政府の樹立
  2. 北朝鮮側に眠る膨大な地下資源の共同利用と経済復興
  3. 平和的統一をアピールして国際社会からその為の資金援助を受ける
この「高麗連邦」構想自体は、全斗煥政権時代に提唱された考え方であり、それ以前は北進統一だった。
しかし、高麗連邦構想は問題点が多く、実現出来ないとしてこの提案は流れてしまった。しかし、文在寅政権にとって、現在の韓国国内における経済的な問題はもはや改革不能な状況にまで陥っていると、その様に判断していると思われる。
ムン君の政策はほぼ「赤」に染まっていて、共産主義的な政策が多い。また、国情院など北朝鮮に対して不利な組織を率先して潰していることを考えても、言論に対して制約を加える思考が強く伺える。
ただし、朝鮮統一ということよりも、寧ろ朝鮮民族の共存共栄という甘い夢に浸る傾向が強く、主体思想にしたがって金正恩氏の軍門に降るという選択肢を選ぶような兆候は今のところ無い。ムン君自身は、むしろ高麗連邦というよりは、北朝鮮と仲良く支那に併合されることを望んでいるように思う。


つまり、韓国政府の進もうとしている道と、ムン君の望みは相容れないので、北朝鮮に接近して早々に「上手く行く雰囲気」を演出し、祖国統一という夢を民衆に見せている間に、アメリカの介入をできるだけ抑える方向に誘導しているのでは無いか?という気がする。

パヨクは夢想家である事が多い。
そして、ムン君も有能な弁護士、というよりは、どちらかというと活動家の側面が強い立派なパヨクであると思われる。
だとすれば、優秀な頭脳を駆使して、ろくでもない夢に向かって邁進している可能性は高く、それは従北とアメリカの支配からの脱却という方向性であると思われる。
この辺りの考え方は日本の野党に似ている気はする。で、最終的に支那に取り込まれるところまでが一緒と考えて差し支えないと思う。

しかし、問題は支那が北朝鮮はともかく韓国を真剣に手に入れたいと考えていない点だろう。確かに、支那の海洋進出の拠点として韓国を利用することは有効であると思われるが、属国程度の位置づけで十分だし、アメリカの影響力を取り除くことができればそれで良いと考えている節がある。
そして、支那にとってアメリカと敵対する事も嬉しくはない。よって、支那が韓国を取り込むとしたら、戦時作戦統制権の返還が終わった後だと、その様に思われる。

更に、支那が北朝鮮を取り込む場合は、金正恩氏は完全に邪魔ものなので、取り除く事が望ましいと考えているだろう。
また、今は全人代が始まったばかりで、余計な雑音を入れている暇が無いというのが、小物である習近平氏の状況である。半年か1年後くらい後であれば別だが、今、北朝鮮の事態を動かして欲しいとは考えていないと思われる。

とすると、ムン君は、案外事を急ぎすぎて下手を打つ可能性が高いのでは無いか?そんな気がしている。ムン君にとっては、3.1節の失敗を取り戻そうと必死なのだろうが……、不味いように思うよ、どうにもね。
追記 (2018/3/6)
驚くべきニュースがあった。

文大統領支持率2週連続上昇...平昌オリンピック成功開催効果

記事入力2018-03-05 10:20
ムン・ジェイン大統領の国政支持率が2週連続上昇した。平昌冬季オリンピックの成功的開催に加え、3・1節記念辞、韓米首脳会談に対する好評が支持上昇を導いた要因と分析される。
いやはや、あれで成功だと?

支持率

驚くほどのイージーモードだな。
いや、大きな事故が無く追われたという意味では平昌五輪は成功だったと言えるのかも知れない。だが、巨額の赤字が判明すれば、その空気も一気に冷めそうだな。

<平昌五輪>企業が1兆ウォン支援、マスコット10万個販売…黒字大会に

2018年02月27日09時30分
  平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)は大会運営面で「黒字オリンピック」になる見込みだ。平昌冬季オリンピック組織委員会によると、大会予想運営費は2兆8000億ウォン(約2800億円)。組織委は企業後援金(1兆1123億ウォン)、国際オリンピック委員会(IOC)後援金(4400億ウォン)、五輪パートナー企業(TOP)後援金(2400億ウォン)などで運営予算を確保した。このほか入場券・ライセンス・付帯施設(食堂)収益で不足分を埋めなければならなかったが、興行的に成功したことで黒字を見込んでいる。
なお、報道では「黒字大会」と報じられているようだが、チケット販売の実情は、全体の4割程度を自治体や各種団体に割り当て、無料招待をするというものだったはずだ。
平昌五輪マスコットの販売が好調とあるが、選手村のベッドにそれぞれ1体ずつ無料で置かれていたはずで、そうした数も「販売数」にカウントされているのだろう。

まあ、近代のオリンピックで競技場の設営費用などが含まれずに「黒字だ」と騒ぐ傾向が強いが、平昌五輪の会場も又、「利用」の方法に苦しむ事になりそうである。
そんな話は正直にしても仕方が無いのかも知れないけれど、アレで支持率アップというのは理解しがたいね。
結果からいえば、驚くほどこのブログの分析もアテにならないのは、お詫びするより無いが。




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コメント

  1. 文左衛門の北朝鮮専門家による爆笑訪朝団が将軍様に歓待されたらしいですが、これって「無能な特使は歓待せよ、有能な特使は冷遇せよ」ですよね……「南北首脳会談は4月中」とか口約束してきたらしいですが、要するにそれまでは演習も実戦(笑)もさせない(代償というか人質は韓国、ここ重要)って事ですよね。
    ……あれ、「韓国は利用出来る」っていう北の誤解を解きに行ったんじゃなかったのかな?思っクソ利用されまくってますが(笑)

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    1. ムン君もそれ程アホとは思えません(脳内はお花畑でしょうが)ので、北朝鮮に転がされていることを理解していないわけでは無いのでしょう。
      ですが、現状をみると、どうも良いように遊ばれている感じが強く、日本の国益には非常に悪い影響がありそうですね。

      金正恩氏は笑いが止まらない状況かも知れません。

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