国会空転の主犯、朝日新聞は逃げの体制に?

麻生氏がちくちくとやっているようだが、この問題は実に下らない話なのだ。

麻生太郎財務相「朝日新聞の取材能力のレベルが分かるな」 森友文書の書き換え疑惑で同種の質問重ねる記者に苛立ち?

2018.3.9 12:15
 麻生太郎財務相は9日の閣議後会見で、学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却をめぐり、財務省が取引の決裁文書を書き換えた疑惑について同種の質問を重ねる朝日新聞記者に対し、いらだちをみせる場面があった。
既に、朝日新聞社ではなく、「朝日情報操作会社」になり果てているので、こうした記者会見の場に出てくるのは「新聞記者」ではなく「工作員」である。工作員なんだから、取材能力が低くても仕方が無いよね。


さておき、この話は何処がスタートか?という辺りから少し解説していこうと思う。

森友文書、財務省が書き換えか 「特例」など文言消える

2018年3月2日05時20分
 学校法人・森友学園(大阪市)との国有地取引の際に財務省が作成した決裁文書について、契約当時の文書の内容と、昨年2月の問題発覚後に国会議員らに開示した文書の内容に違いがあることがわかった。学園側との交渉についての記載や、「特例」などの文言が複数箇所でなくなったり、変わったりしている。複数の関係者によると、問題発覚後に書き換えられた疑いがあるという。
朝日新聞が、胸を張って「スクープだ!」と騒いだのがコレ。

該当紙面

トップで大々的に取り扱ったらしいのだが、相当な自信があったらしく、幾つか追加して報道していた模様。

記事

ただ、ネットなどでも散々言われているのだが、どうにもこの記事の内容は怪しい。
まず、記事の記載っぷりが問題である。
朝日新聞は文書を確認。契約当時の文書と、国会議員らに開示した文書は起案日、決裁完了日、番号が同じで、ともに決裁印が押されている。
一体何を確認したのかは知らないが、「文書を確認」とある。入手したわけでは無いらしい。そして、この新聞報道の内容に記載される「文書」は冒頭にある「決裁文書」で無ければならないハズなのだが、途中から、「決裁文書」ではなく、以下のように言い換えられている。
 内容が変わっているのは、2015~16年に学園と土地取引した際、同省近畿財務局の管財部門が局内の決裁を受けるために作った文書。1枚目に決裁の完了日や局幹部の決裁印が押され、2枚目以降に交渉経緯や取引の内容などが記されている。

「決裁文書」と「決裁を受けるために作った文書」では意味が違う。いったい何を問題にしたいのだろう。


もちろん、公文書である決裁文書の中身が改竄されていれば、それは公文書偽造という罪に該当するので問題ではある。


ここで、時系列に問題を整理したNHKの記事を引用してみよう。

森友学園 問題の決裁文書とは(時系列で)

3月8日 18時55分森友学園問題

今回、問題になっている財務省の決裁文書は近畿財務局が森友学園に対して大阪・豊中市の国有地を貸し付けるにあたって平成27年4月に作成した「貸付決議書」と、その後、売却するにあたって平成28年6月に作成した「売払決議書」で、それぞれ10年と30年の保存期間が指定された公文書です。

先ずは、「決裁文書」となるものが一体何なのか、という話だ。

  • 平成27年4月作成の「貸付決議書」:近畿財務局が森友学園に対して大阪・豊中市の国有地を貸し付けるにあたって作成
  • 平成28年6月作成の「売払決議書」:売却するにあたって作成

この書類は、後に国会に提出される。

  • 平成29年3月に野党から関係文書の提出要求
  • 平成29年5月に財務省から文書の開示

朝日新聞の報道では、これらの文書が書き換えられた、ということらしいのだが、どうやら「売払決議書」の方を問題にしているような雰囲気があるが、記事からははっきりしない。


そして、その公文書を朝日新聞を入手したとして、それが本物であるかどうかが分からない点である。

契約当時の文書には学園とどのようなやり取りをしてきたのかを時系列で書いた部分や、学園の要請にどう対応したかを記述した部分があるが、開示文書ではそれらが項目ごとなくなったり、一部消えたりしている。

朝日新聞が確認したものは、本当に上記いずれかの決裁文書だったのだろうか??

なお、決裁文書の中身が変わるということは、決裁される前においてはありうる話だが、決裁文書として公文書に固定された場合、それの中身が変わることは確かに大問題ではある。


その新聞の内容を元に騒ぎ立てたのが野党なのだが……。

財務省改ざん疑惑 朝日報道、野党国会で追及

毎日新聞2018年3月2日 20時10分(最終更新 3月2日 23時08分)
 麻生太郎副総理兼財務相は2日の参院予算委員会で、学校法人「森友学園」への国有地売却問題を巡り、財務省が決裁文書を書き換えた疑いがあると朝日新聞が同日朝刊で報じたことについて、大阪地検の捜査に影響を与える可能性があるとして「答えは差し控える」と述べた。
問題の新聞は2日の朝日新聞朝刊である。しかし、同日2日の予算委員会で大騒ぎするような話になっているのだが、コレがまずそもそもおかしい。

本来、国会議員はこの質問をする前に、ウラをとるべきなのだ。何故なら、ソースが1つだからである。
朝日新聞の記事の記載ぶりが微妙であることは既に述べたが、この日の朝刊では朝日新聞以外はコレに言及していない。「朝日のスクープだから当然だろう」と言われるかも知れないが、国会質疑には、質疑の内容を円滑に進めるために事前に質問通告が必要である。
それを、朝刊を持ち出し、他社は沈黙を守る中で、裏もとらずに騒ぐあたりが、議員としては終わっている。

そもそも「文書が書き換えられている疑いがある」「財務省を出せ!」と騒ぎ立てるのだが、どう変わったのかを示す資料が手元に無い状態で、よくもまあ大騒ぎ出来るな。一次ソースは、朝日新聞の一面記事しかなく、その根拠が怪しいと言う状況だ。まるで、いわゆる従軍慰安婦の問題のようである。

そして、問題は、コレに追従する新聞社は、未だに表れてはいないのである。

森友決裁文書 財務省“原本ない”、野党「ゼロ回答だ」国会空転

「森友学園」への国有地売却に関する財務省の文書が書き換えられた疑いがあると報じられた問題。6日、財務省は、文書は大阪地検に提出しているため「原本がない」などと国会に説明しました。野党側は猛反発、国会は空転しています。
そして空転してしまう国会。



それどころか、この朝日新聞の記事の正当性について、疑義が生じると指摘する声があがり出す始末。

朝日新聞さん、まさか文書を取り違えてはないとは思いますが。。。

2018年03月08日 14時48分04秒
朝日新聞が指摘する、国会に提出された「売買契約の決裁文書の調書」と、近畿財務局に保存されている原本が違うという件。
こちらは、自民党議員の和田氏のブログ。

比較

「予定価格の決定の決裁文書」の内容が、朝日新聞の指摘する「売買契約の決裁文書」と類似性が高いとの指摘である。

朝日新聞が見た「調書」は初期ドラフトではないか

2018年03月09日 14:39
和田氏が指摘するように、朝日新聞の報道には疑問が多い。第一報では「契約当時の文書と、国会議員らに開示した文書は起案日、決裁完了日、番号が同じで、ともに決裁印が押されている」と書いている。この「契約当時の文書」が朝日の見たもので、それが国会に開示された文書と違うというのだが、これはおかしい。
さらにノブリンが追撃をかける。
池田氏のブログは好んでみているが、この人が得意げに追撃する時は、かなり確度が高い時だ。
朝日は「1枚目に決裁の完了日や局幹部の決裁印が押され、2枚目以降に交渉経緯や取引の内容などが記されている」というが、文書番号や決裁印がついているのは1枚目の本文だけで、2枚目以降の「調書」には、決裁印も日付も番号もない。これは和田氏の出した写真でわかる。朝日の確認(撮影?)した2枚目以降の調書が、正式の決裁文書だという証拠はないのだ。
~~略~~
朝日の確認した文書はこれとも違うので、売買契約のドラフト(決裁前の未定稿)だと思われるが、これに同じ文書番号と決裁印がついているという朝日の報道は疑問だ。この説明として考えられるのは、朝日が撮影したのは売買契約の本文に調書のドラフトを添付した文書ではないかということだ。本文のテンプレートは調書とは違うので、役所の中で調書のドラフトだけが流通することはありうる。
池田氏は、決裁文書を作る過程のドラフトに1枚目のコピーがくっつけられたニセモノだったのでは無いか?という指摘をしている。
更に興味深い事に、朝日と共同歩調をとることの多い毎日新聞まで追撃している。

「疑惑」文書と酷似表現 近畿財務局、別の決裁文書

会員限定有料記事 毎日新聞2018年3月8日 21時15分(最終更新 3月8日 23時23分)
 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書が書き換えられたとされる疑惑で、毎日新聞が情報公開請求で今年1月に入手した別の決裁文書には「本件の特殊性」のほか、「特例処理」「学園の要請」などの記載が複数含まれていた。
この記事の内容は論理的に和田氏の中身と同じなので、紹介だけに留めておくが、毎日新聞も「間違えたんじゃねーの」という助け船を出した恰好でもある。まあ、自分のところは早々に逃げを打ったとも言えるが。



そして、苦笑を禁じ得ないのは、朝日新聞は今日の記事ではこんな事を言い出した。

森友文書、項目ごと消える 貸付契約までの経緯

2018年3月9日05時02分
 学校法人・森友学園(大阪市)との国有地取引をめぐり、財務省の契約当時の決裁文書と、その後に国会議員に開示された文書の内容が異なっている問題で、2016年の売却契約時の文書では1ページあまりにわたって記されていた「貸付契約までの経緯」という項目が、その後の文書ですべてなくなっていることがわかった。この項目には、財務省理財局長の承認を受けて特例的な契約を結ぶ経緯が記されていた。

「契約を結んだときの文書」と「決裁文書」で表現が書き換わったという路線にすり替わっているのである。しかし、決裁文書にて契約を結んだのであろうから、本来であればこのような逃げを打つ必要はない。堂々と、「決裁文書を書き換えた!」「公文書偽造だ」といえばいいのである。

構図

これ、「国会に提出された文書」というキャプションが付けられているが、そもそも「売買契約の決裁文書」の中身が書き換わったことと、契約前に文書の中身が変わったことでは話が大きく違う

この話だとノブリンが指摘する内容に近いが、それならば公文書偽造でも何でも無いのだ。最初の記事でも逃げられるように書かれていたのだが、9日の記事は明らかに趣旨が変わっている。可能性としては、和田氏の指摘する決裁文書の取り違いか、池田氏の指摘する、決裁前の情報流出かいずれかだ。

だが、この記事のロジックでも、朝日新聞は契約当時の文書を示さねばならない。契約は2月で決裁は6月。タイムラグがあって、変わった可能性はあると。だが、和田氏の指摘にもある様に決裁文書が別であれば、内容も又違う。

さらに、国会が空転している背景には野党の質問の仕方にも大きな問題はある。

森友文書「改ざん」疑惑 事実なら「総辞職に値」

2018年3月9日(金)
 日本共産党の志位和夫委員長は8日、国会内で記者会見し、学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地取引に関する文書の改ざん疑惑をめぐり「仮に事実だとすれば、内閣総辞職に値する重大な問題だ」として、野党で一致して真相解明をしていくと表明しました。
 志位氏は、報道で問題発覚後の書き換えの疑いが指摘された決裁文書の写しを財務省が同日、国会に提出したことに言及。内容は議員への開示文書と同じで、書き換えがあったかどうかを同省が「継続調査中」として明言しなかったことに対し「国会の国政調査権が蹂躙(じゅうりん)されている」と指摘しました。
しんぶん赤旗には志位氏がこの様な追求をしたという記事が書かれているが、そもそも朝日新聞のソースを疑うことはしないのかね?
 志位氏は、学園側を特例的に扱ったことなどを示す「肝」の部分が記された文書を財務省から入手したとする同日付「毎日」夕刊の報道に触れ「『朝日』報道を裏付けるものだ。疑惑がいよいよ決定的になった」と強調。与野党が一致して国会に提出を求めた文書が改ざんされたとすれば「国会の審議が成り立たなくなる。政府がまともな審議の前提を壊している」と指摘しました。
さらに、毎日新聞の記事を取りあげて疑惑を補強する話だと繋げているが、毎日新聞は、「別の決裁文書だったよ、アレ」という報道なんだぜ。疑惑は深まってないんだが。

ただまあ、その他のシーンでこんな話があったので、「疚しいところが一切無い」という事でも無さそうである。

佐川宣寿国税庁長官が辞任の意向 森友学園問題で批判 

2018.3.9 16:17
 佐川宣寿国税庁長官(60)が辞任の意向を固めたことが9日、分かった。政府関係者が明らかにした。学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題をめぐり、前職の財務省理財局長時代に国会で行った答弁が野党から批判を浴び、更迭を求める声が強まっていた。今月に入り森友学園に関する財務省の決裁文書が書き換えられた疑惑も浮上し、混乱の責任を取ったとみられる。
そんなわけで、この問題はまだまだ一波乱はありそうだ。

ただ、そもそもの話として、財務省のミスがあったにせよ、それは内閣総辞職に値するとか、そういう話なのだろうか。
予算委員会で、モリカケ問題をやるほどの価値が一体何処にあるのかいまいち理解出来ない。大騒ぎするだけ大騒ぎして、解散総選挙になったら、それこそ野党が吹き飛びかねないのだが、そこのところはしっかり理解できているんだろうか。

予算の中身を議論するハズが、出展の怪しい朝日新聞の記事1つを根拠に大騒ぎする辺り、もはやどうしようも無いというか……。
そして、肝心の朝日新聞は、「決裁文書書き換え」の方針から転換したようなんだけど、先ずは、何を見たかハッキリしろよ!話はそこからだ。



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コメント

  1. あるけむ(R.K.M)@fwbc1965_32018年3月10日 4:18

    最近、忙しくて、このブログやまとめ記事などを十分に読めてないのですが...

    なんか、政権vsパヨク から、財務省vsパヨクに変化しつつありそうな感じですね。未だにTVは、政権の問題だと言ってますが...
    財務省も反安倍の感じだったので、財務省vsパヨクの構図になると、パヨク的には大きなミスになると思います。
    安倍政権的には(麻生大臣のクビを取られなければ)財務省とパヨクがつぶし合う(そして双方が弱体化する)のは、願ったり叶ったりではないかと愚考します。

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    1. この話、新展開があって、財務省が追い詰められる形になりそうですね。

      安倍政権も舵取りを間違えれば討ち取られる可能性が出てきました。
      ダメージは避けられませんが、どうなるんでしょうかねぇ。

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  2. 我々の税金を使って、こんなくだらない議論を行っている国会議員(主に野党の)に怒りを通り越してあきらめすら感じています。
    北朝鮮問題を含む防衛・地球規模で多発する地震噴火・少子高齢化・憲法改正・貿易…もっと重要な事項は山ほどあるのに、こんなどうでもいい事で時間と金を浪費する神経が理解できません。
    国会が空転したら「議員手当?」をストップしたら良いのに、って本気で思います。

    恐らく、先生方には自分たちが何を提供することによってお金を得ているのか?って言う商売(←あえてこう言わせて頂きます)の意識が無いんでしょうね…
    そして自分達の正義を振りかざすマスゴミ。(自分はTV新聞を観なくなって1年以上になりますが、全く不自由は感じていません)

    結局変えて行くには選挙しか無いと思いますが、それだと変化がゆっくり過ぎて…

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    1. 「疑惑がある」と朝日新聞が叫んでいる段階では、とるに足らない話でしたが、文章が出てきてしまったとあっては、騒ぎが大きくなりそうですね。

      ただ、この話が度の方向に向いていくのかはよく分かりません。

      削除
  3. 木霊様が仰るように「確認」であって「入手」でない。
    そして「過程原稿」をあたかも「決定稿」であるかに言葉で誤魔化してある。
    何より「証拠写真」がない!!
    証拠写真を提示できないならば
    「自称」に過ぎない。
    それでは「怪文書」です。
    怪文書で政権を転覆して良いのならば、憶測や噂で政権を転覆して良い事になる。
    なにしろ1989年に自然保護記述為に、自作自演でサンゴ礁を破壊した前歴がアサヒにはある!
    自然保護を訴えながら自然を破壊したんですよアサヒは!
    そんな報道機関が「捏造」してないと言うなら「証拠」を見せろよ!!

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    1. これについては、文章が見つかったらしいので、内容が出てきてからまた記事にしようと思います。

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  4. 解散総選挙やれば良いのでのいですか?
    この一年のモリカケ騒動を国民の大半がどう見ているのか?
    これは何を置いても追及するべき問題であるのか?
    もうモリカケにはうんざり、もっと建設的にやれよ!なのか?
    今度は民進党に同情票はあつまりませんから。
    野党が吹き飛ぶか、伸長するのかで、森友が国民にとって何れだけの価値ある事件追及だったのか明らかにできます。
    安倍政権を追い詰め、内閣総辞職とか狙ってるんでしょうが、
    辞めんと言えばおしまい(笑)
    内閣不信任案を出すのがせいぜい。そこで解散総選挙です。
    無駄な話ですが、そこまでやれば白黒つきますよ。
    仮に国民の大半が森友に決着つけるべきだと考えている結果が出るなら潔く受け入れます。
    まあ、そうはならんと思いますけどね。
    で、国民の大半が追及する野党を選ばなかった時には、これ以上グズグズ言えば、
    奴等は国民に勧善に見放されま
    す。それなら白黒つけましょう。時間と金の無駄ではあるけれども。ムダを解らない連中とマスゴミがいるからこうなったのですから。

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    1. 解散総選挙にいたる可能性は、今のところ少ないと思いますが、本丸の憲法改正をやるためであれば、或いは、もう一度選挙するかも知れませんね。

      でも、その前に憲法の中身はやはり議論されるべきで……、間違ってもモリカケ問題で選挙なんぞやって欲しく無いと思います。

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