ここがおかしいよ、防衛省

悩むとこ、そこ?!

イラク日報を公表=「戦闘」表記が焦点―防衛省

4/16(月) 17:21配信
 防衛省が存在しないとしていた陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報が見つかった問題で、同省は16日、これまでに発見された計435日分の日報を公表した。
 日報には「戦闘」の文言が複数箇所で記載されていることが分かっており、「情勢評価」などの形で、イラク全域や陸自活動地域だったムサンナ州の治安状況が分析されているとみられる。
そもそも、この話、「自衛隊の日報を公表しなければならない」という建前になっている事そのものがおかしい。

自衛隊は軍隊では無い、という事になっているため、あくまでも自衛隊は公的機関という位置づけになる。そして、その日報は、扱いとしては公文書ということになり、公開を求められれば公表しなければならない、なんてことになっているらしい。

しかし、日本意外の国の軍隊は、日報など公表しない。
何故ならば、部隊の作戦に関わる話であり、下手すれば隊員の生死に関わることもありうるからだ。
だって、敵に日報が渡ってしまったら、自衛隊の行動内容がバレバレである。そんなことになったらやりたい放題じゃ無いか!

公開日報

んでまあ、そういう事を防ぐ為にどうするかというとこんな事になる。
いや、もう、これだけ黒塗りするのであれば、公開しなければ良いんじゃ無いか?むしろ、機密扱いにして、公開は30年後とか、そういうシステムにしろよ!

で、この中で持ち上がってきたのが「戦闘」という文字らしい。
 公表されたのは、2004~06年の派遣期間中に作成された1万4929ページ。イラク南部サマワなど自衛隊活動地域に関する記述に、「戦闘」の文言が含まれているかが焦点となる。 
何故か?
実は、自衛隊が海外派遣されるにあたって、「安全の確保された、非戦闘地域」で活動することが前提になっているからだ。

いや、バカじゃ無いの?
非戦闘地域に派遣されるのであれば、そもそも自衛隊である必要性が無いのだ。
自衛隊は、戦闘訓練を受けた、一般人とは異なる職種の集まる集団である。国内では、災害救助する組織みたいなイメージを植え付けつつあるが、それは実態とは異なる。本来であれば、命のやり取りすら発生するケースでも国防の為に戦うことを前提に作られた組織である。

PKOで自衛隊が派遣されることそのものに異論はあるが、しかし、国際貢献という意味で、日本だけが軍隊を出さないという話はできない世界になってきている。であるならば、自衛隊を出すのが一番適切であるという話になるのだが、しかし、自衛隊が一度有事に巻き込まれると、反撃すら満足にできない法体系になっているのである。正確に言うと、「正当防衛の範囲内で反撃ができる」ことになっているのだが、民間人の世界での「正当防衛」と線引きができていない状況で、非戦闘地域と名付けられた危険地域に放り込まれるのである。自衛隊員も仕事とは言え、たまったものではない。危険手当も満足に出ないのに!!

しかし、建前上、「非戦闘地域」に派遣されたのだから、「戦闘」は存在しないのである。今回の問題はそういう話なのだが、アブナイ可能性があるから自衛隊を派遣しているという前提がすっ飛ばされて、「戦闘があったらいけない!」とかいう謎理論で批判されているのだ。

こうしたことに第三者が口を出すのは烏滸がましいのだが、こんな歪な形で自衛隊という組織を維持しなければならないことそのものがおかしい。まあ、これ、「憲法9条が全て悪い」って言っちゃったらそれでお話終了なんだけどね。

このブログでは散々突っ込みを入れてきたこの手の問題なんだけど、ここで手を付けなけりゃ嘘でしょう。そういう意味では、安倍政権はぶれずに改憲に望んで欲しい。憲法9条と放送法4条の両方に喧嘩を売ったので、安倍政権、四面楚歌だな!

おかしいのは防衛省だけでは無くて、日本の法体系そのものなのである。もちろん、マスコミや野党はそれが分かった上で攻撃しているのだから質が悪いのだけれど。



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コメント

  1. 私と同じ団塊の世代と、より年上の老人達、さらに彼らの影響を受けて育った世代は戦争(戦闘)には理屈抜きの嫌悪感だけがあります。70年以上前の戦争の記憶からくる感情だけの平和主義な訳です。
    選挙権を持っている以上彼らに迎合しなければ政権が維持し難いと云うジレンマの中では、改憲にしろPKO関連法にしろ中途半端な立法しか出来ないのでしょう。
    「自衛隊は軍隊ではなく警察組織の延長である」が日本政府の公式見解である現在の状態では、万一海外で自衛官が戦闘に巻き込まれ敵対勢力に拘束された場合、悪意を持って「不法戦闘員」と判断されジュネーブ条約の保護を受けられない事態もあり得ます。
    そもそも特別裁判所の設置は憲法で禁止され、何が起きるか判らない有事の際にはポジティブリストである自衛隊法では、身動きできずに一歩的な攻撃を受け人的被害だけが増える恐れもあります。
    上に書いたような無知な自称平和主義者に限って人権·人道を大声で喚きますが、同じ日本国民である自衛官と其の家族の人権と感情は平気で無視します。
    私はこういった二枚舌を恥とも思わない輩が心底嫌いですが、我々世代が絶滅する迄木霊さん達若い世代はもう暫くの我慢がいるでしょうね。歯がゆい事です。

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    1. 一步的→一方的、でした。失礼しました。

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    2. 「理屈抜きの嫌悪感」ですか。
      厄介な話ですねぇ……。

      戦後教育の影響を受けた僕としても、実は大学に入るまではかなり左寄りの思想でして、それを一変させる出来事がその後あった訳ですが、そうで無い人は、順当に左寄りなんでしょうね。

      「祖国防衛の為の自衛隊」という風に日本国民に受け入れられているのだとすれば、その役目を果たせるような環境作りが必須、というのは自明の理なのですが、こればっかりは話をしても理屈が通じない人も多いのですよね。

      先日、子供達の散歩の最中に、「安倍政治を許さない」というプラカードを下げた老人が子供に近づいて、「戦争になったら日本が外国に人を殺しに行くんだよ、だからそれを反対するために住所と名前を書いて」などと言って近づいて来まして。
      常軌を逸する態度に、不審者として警察に通報しようとすら考えましたが、思いとどまりました。でもやっぱり通報しておけば良かったかな……。

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    3. 仰るような人間が厄介なのは、本人は決して常軌を逸していると云う自覚がないことです。
      左翼組織の中枢にいる者以外の下っ端の連中は、ある意味善意の人間で一種の宗教ですから
      事実や論理ではびくともしません。カルト集団と同じなのです。
      実は私も左翼崩れで、学生時代は機動隊とやりあったりもしましたが、幸い洗脳から抜ける
      ことが出来ました。

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