一帯一路構想はEU分裂の火種

そういう発想は無かったな。

「一帯一路はEU分裂の火種」 27カ国の駐中大使が批判

記事入力 : 2018/04/20 15:01
 中国に駐在する欧州連合(EU)28カ国の大使のうち27人が連名で、習近平政権が提唱する現代版シルクロード「一帯一路」構想を強く批判した。ドイツの国際放送、ドイチェ・ベレが18日報じた。外国大使が駐在国を連名で批判するのは極めて異例だ。
一帯一路構想が支那による支那のための金儲け手段である事は、既に分かっていた話。そういえばAIIBは何処に行ったんだっけ?

ともあれ、この記事で興味を惹いたのは、この部分。
外国大使が駐在国を連名で批判するのは極めて異例だ。
支那在住の大使27人が連名で支那批判、と言うところが凄いわけで。

一帯一路イメージ

で、これの何が問題かというと……。
 報道によると、大使らは「一帯一路は中国政府による無制限の補助金を受け取った中国企業だけが利益を独占するだけで、欧州企業は同等の機会を得られない事業だ」とし、「これはEUの自由貿易プロセスを損ね、欧州を束縛するものだ」と主張した。大使らはまた、「一帯一路プロジェクトはEU28カ国に分裂の火種をまいている」と懸念した。大使らの発言は、今年7月のEU・中国首脳会合を控え、EUレベルで取りまとめられたもので、EU加盟国ではハンガリーの大使だけが加わらなかった。
 ドイチェ・ベレは、ハンガリーが署名を拒否したのは、東欧の鉄道、高速鉄道、発電所などの建設に大規模投資を行っている中国の影響力を示すものだと伝えた。さらに、インフラ整備の遅れで中国による投資を求める一部EU国家が中国の人権問題、南中国海(南シナ海)の領有権問題でEUの決議案に加わることを拒むなど、欧州団結にもひびが生じているとも指摘した。
要は、大使の国に支那が金を落とさないのが問題だっつー話。

えー、それ、今分かった話なの?既に前から言われていたよね。


よく分からないのは、EU分裂の火種という話なんだけど、ハンガリーに優先的に投資がなされていることと、一部のEU国家が支那の投資欲しさに、人権問題や南シナ海の問題についてEUの決議に加わらないのが問題だって事らしい。
これってEUマターなので、結局のところ、「平等に投資しろ」って事なのかな??
 EUの大使らは、中国が自国を開放せず、相手国に開放を強要する中国の二重性もやり玉に挙げた。大使らは「欧州の政治家は中国を訪問するために『一帯一路』に加入するという署名に応じるよう、中国側の圧力を受けている」とし、「こうした圧力は中国が悪用する可能性が高い力のアンバランスにつながる」と主張した。
 EUの外交官は「中国は知的財産権保護の分野で世界貿易機関(WTO)のルールのあいまいさを悪用し、ルールに違反しても全くお構いなしだ。交渉のテーブルでそうした問題を取り上げれば、同意するような姿勢を見せるが、現実は何も変わっていない」と指摘した。
んでもって、不公平だと。

いや、支那が不公平なのは今に始まったことじゃないでしょうに。

そもそも、アメリカが騒いでいる貿易戦争でも、同様の問題がある。
支那は自分は国際的なルールを守らない一方で、都合の良い部分だけ他国の制度を利用して私腹を肥やすような事をやっている。

結局、アメリカもEUも、支那が「経済自由化」を口にしつつ、「自由からほど遠い」ような状況にあることを問題視しているわけで。
 大使らは「中国はグローバル化を自国の利益に合わせて変形している。一帯一路は中国国内の生産過剰を解消し、新たな輸出市場を創出し、原材料を安定的に確保しようという中国の目標を追求する手段だ」とした。
これも、今になって判明した話では無いよね。


で、先ほど触れたAIIBの話なんだけど……。

ADB、AIIBとの協調融資を拡大 中尾総裁、年に数件の実施想定

2018.4.18 06:11
 アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁は17日、東京都内で記者会見し、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)との協調融資を増やす方針を明らかにした。既にADBとAIIBとの協調融資事業は4件の実績があるが、今後は「年数件の協調融資を実施していきたい」とした。
ADBがAIIBの片棒を担ぐのはなんて話が再び出てきているんだけれど、ADBの総裁は、ハニトラにやられちゃったのかな。

ともあれ、取り敢えずは稼働を始めてはいるようだけど……。

対中融資 開業以来初、大気汚染対策事業

毎日新聞2017年12月11日 23時37分(最終更新 12月11日 23時37分)
中国主導の国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は11日、中国の大気汚染対策として、北京の一般家庭に天然ガス利用を促す事業に2億5000万ドル(約284億円)を融資すると発表した。AIIBによる初の中国向け融資となる。

AIIB、バングラデシュ3事業への2.85億ドル融資を承認

2018年2月27日 / 16:11 / 2ヶ月前
中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)は、バングラデシュの電力・エネルギー関連プロジェクト3件に対する総額2億8500万ドルの融資を承認した。AIIB幹部が明らかにしたもので、他に承認待ちの案件もあるという。

AIIBと世銀、中部道路整備に1.4億ドル

2018/04/16(月)
インド中部マディアプラデシュ州の道路整備事業に、中国が主導する国際金融機関アジアインフラ投資銀行(AIIB)と世界銀行が1億4,000万米ドル(約150億円)を協調融資する。約5,640村の交通事情を改善し、150万人が恩恵を受ける見通し。
これらのニュースが良い材料か?というと、そうとも言えないわけで。

結局、支那による支那のための投資という事が一帯一路にしてもAIIBにしても、最初から分かっていた訳で。それを今さらという話なんだよね。

ただ、この様な支那に駐在する大使の署名が出たというだけでも、オオゴトではある。消されなきゃ良いけど。


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コメント

  1. [この様な支那に駐在する大使の署名が出たというだけでも、オオゴトではある。消されなきゃ良いけど。]

    消されはしないまでも、ハニトラに引っかけて、支那のいうことを一から千までいう事を聞く(というより聞かされる、の方が正しいか)支那の奴隷にされたりして・・・・。

    もういっそ、目には目を、歯には歯を、ハニトラにはハニトラで、というのはどうだろう。
    まぁ、ハニトラじゃなくてもいいから、日本政府のいうことを一から千まで言う事聞いて行動してくれる人間を「大量生産」出来ないものだろうか?


    まぁ、無理か・・・・。

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    1. ハニトラ上等で大使をされているのでしょうから、それに対する備えはそれなりに各国大使ともあるのだと思います。日本が一番ヤバそうですが。

      ただ、本件では大使館という身分での主張ですから、支那としても下手に手出しはできないと思うんですよね。続報を気にしておきたいニュースですが。

      あと、日本側もハニトラ云々という話ですが……、そこまで行かずとも先ずはロビー活動をしっかりできる体制が構築できないといけないと思います。その上で、諜報機関で訓練された人材の確保は必須なのだろうなと。今後しばらくは世界情勢も不安定さを増していくと思いますので、そのあたりは本当に、真剣に考えて欲しい分野ですね。
      そもそも、スパイ防止法を早く作れと。

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