イギリス、使い捨てプラスチックを全面禁止へ

凄いな!間違い無く日本国内でも騒ぐ輩が出てくる。

英国で使い捨てプラスチック「全面禁止」へ、海洋ゴミを撲滅

2018/05/06 08:00
イギリスが使い捨てのプラスチック製品の販売を禁止する。禁止対象にはストローや綿棒なども含まれ、早ければ2019年から施行される。メイ首相は「プラスチックごみはイギリスが直面する最大の環境問題の1つである」と述べた。
なんと、イギリスが使い捨てプラスチック製品の販売を禁止するというのだ。
「メイのバカ!」と、イギリス人が考えたかどうかは知らないが、なかなか思い切った動きだと思う。
イギリスではこれまで、レジ袋に対する課税やマイクロビーズの禁止によってプラスチックの削減に成功している。食料品店などで使われるレジ袋に課税したことで、その使用率は90%も下がり、90億枚の使用を減らした。
日本国内でも、レジ袋の削減を目的に食料品売り場でのレジ袋の無料配布が自主的に取りやめられている。
Tsushima_2-thumbnail2
こんな感じで海外から漂流するゴミには意味が無い行動なんだと思うけれども、「エコ意識」を高めるという意味では、ある程度は不便でも甘んじるべきかもしれない。僕は、レジ袋貰える所で買い物するのが好きなんだけどね。

さておき、今回はレジ袋どころの騒ぎでは無いのだ。
今回発表された使い捨てプラスチック製品の禁止は、業界と協力して進めていく方針だ。ファストフード業界にとっては痛手となりそうだが、マクドナルドはすでにイギリスにおいてプラスチック製のストローの廃止を始めている。
英国政府は「世界の海には1億5000万トンのプラスチックごみが漂っており、毎年100万羽の鳥や10万匹以上の海洋哺乳類がプラスチックを食べたり、プラスチックに絡まったりして死んでいる」としている。
しかも、そのプラスチックごみの量は2015~2025年の間に3倍に増えると推測されている。英国は最近、ペットボトルに対するデポジット制の導入も発表した。ペットボトルを使った商品を購入する人に預かり金を払ってもらい、ペットボトルを返却した時に返金する仕組みだ。
イギリスでは毎年85億本のプラスチック製ストローが捨てられているが、使用が禁止されることにより、この数字が減ることが期待される。
主眼とされているのは、プラスチック製のストローのようで、多くの店は対応策を考えているようだ。

マクドナルドが、ストローを「紙」にしてみるんだって イギリスで5月から試験

2018年03月29日 12時26分 JST | 更新 2018年03月30日 15時23分 JST
イギリスのマクドナルドは、店舗で試験的に紙のストローを使用すると発表した。プラスティック製ストローを段階的に廃止し、環境を保護する目的だ。
マクドナルドはイギリス国内に1300店舗ある。5月からいくつかの店舗で試験運用を始める。現在使用しているプラスチック製ストローはリサイクル可能だが、利用客の多くが分別しないまま捨てている。紙のストローは、生物分解ができるという利点がある。

紙のストローというのは実際に存在して、それを採用しようというのがマクドナルドを始めとする大手の動きだ。
こんな感じの商品は日本でも販売されている。
紙製ストロー
コストは若干高くなるようだけど、まあまあ使っても違和感が無く、透明じゃない所が問題というくらいだろう。

だが、「使い捨てプラスチック」は、衛生面でも必要とされるところがある。
しかも、そのプラスチックごみの量は2015~2025年の間に3倍に増えると推測されている。英国は最近、ペットボトルに対するデポジット制の導入も発表した。ペットボトルを使った商品を購入する人に預かり金を払ってもらい、ペットボトルを返却した時に返金する仕組みだ。
ペットボトルのデポジットなどは、ちょっとやり過ぎなんじゃ無いか?という気はしている。ペットボトルのデポジット制度は、使い終わったペットボトルを店舗などに持っていくと、「預かり金」が返ってくる仕組みで、ペットボトルはリサイクルに回されるらしい。
ただ、廃ペットボトルは潰してリサイクルするにせよ、運搬が必要となって、結構なコストがかかる。適切に潰して圧縮したとしても、ペットボトルのリサイクルは、むしろ「エコ」と言いづらい部分があるが、潰さない状態で運ぶのは、空気を運ぶのと大差無く、むしろ運搬に使うガソリン代金の方が……。

さておき、イギリスのこの問題の根幹は、ゴミをポイ捨てするところに問題があるのでは!という気はする。

しかし、イギリス人がゴミを捨てているというよりも、寧ろ、移民や観光客の問題も大いに関係しているのだと思われる。よって、イギリス人自身が問題だという話だけでは無いのだ。
イギリスに済む移民の人数は、2015年頃で850万人程いて、イギリスの人口は6500万人程。一方で英国を訪れる観光客の人数は3400万人程度。何れも2015年のデータを参考にしている。観光客が国民の数の半数以上、毎年イギリスを訪れているのだから、そりゃ、外国人のモラルも問題になる。
その中で支那人観光客は毎年20万人にも上ると言うのだから……。いやまあ、支那人だけの問題では無いんだろうけれど。

兎にも角にも、捨てる方も禁ずる様に働きかけをする一方で、捨てられても問題にならないような手立てを考えることは必要だとは思う。

さて、そんな訳でイギリスが動き出したというのが今回のニュースの背景だが、実は今年の4月の段階でWRAPという団体が動き出すという話があった。

UK businesses make world-leading pact to tackle plastic pollution

26th April 2018
Unnecessary single-use plastic packaging will be a thing of the past as businesses sign up to a world-first pact, which aims to transform the plastic packaging system in the UK and keep plastic in the economy and out of the ocean.
イギリス環境NGOのWRAPは、イギリス政府を巻き込んだ動きを加速させているようで、メイ首相が口にしたのはそういう話のようである。
主要な食品、飲料および非食品ブランド、製造業者および小売業者をはじめ、プラスチック製の再処理業者および梱包業者に至る42の企業*は、協定にコミットしました。これらの協定メンバーは、英国のスーパーマーケット**を通じて販売される製品のプラスチック包装の80%以上を占めています。加えて、他の15の組織も条約へのコミットメントを示している。 
この強力な集団は、2025年までに一連の野心的な目標を達成することを約束しました。
  • 再設計、革新、または代替(再使用)配送モデルを通じて、問題のある不要な使い捨てプラスチックパッケージングを排除します。
  • 再利用可能、リサイクル可能または堆肥化可能なプラスチック包装の100%
  • 効果的にリサイクルまたは堆肥化されたプラスチック包装の70%
  • すべてのプラスチック包装に平均リサイクル含有率30%

こうした民間業者を巻き込んだ動きであれば、相当早いペースでこの運動は加速していくだろう。


実際に、こんなニュースもある。

深海1万メートルにプラごみ汚染 使い捨て製品、生態系懸念

2018.5.5のニュース

 レジ袋のような使い捨てプラスチック製品が水深1万メートルを超える場所にまで到達するなど、プラスチックごみの汚染が深海に及んでいるとの調査結果を国連環境計画(UNEP)と日本の海洋研究開発機構のグループが5日までにまとめた。
~~略~~
 太平洋やインド洋などで3425個のごみが確認された。種類別ではプラスチックが全体の33%と最も多く、うち89%がペットボトルやレジ袋といった使い捨て製品だった。

こうした影響が世界中の海で確認されていると思われる。

世界各地の海を潜って確認したデータということだが、「1982~2015年に深さ100メートル以上の海で実施された5010回分の調査データを分析」ということなので、実際に目撃されたゴミ、という意味では、重要な話ではある。
ただし……、長期間にわたる調査なので、更に増えてる可能性の方が高いわけで、「この程度じゃ無い」というのが現実なのだろう。

そんな訳で、どの国でも対策が必要なのだ。

しかし、大多数の国でこうした規制が進んだ上でも、ゴミを海洋投棄する大国が同調しない限りは効果が少ないわけで。


ついでにいうと、食品関係だけであればともかく、医療系の分野にまで「使い捨てプラスチック使用禁止」というのは、ちょっと問題である。
また、機械等に用いる樹脂製の機能性部品というのも、必要があって用いられている部分もあり、例えば車に用いられるようなパーツも、今や樹脂製部品無しというのは考えられない。

日本にこうした運動が伝わってきた時に、過剰な話にならないような状況になることを望みたい。面白い取り組みではあるんだけどね。



ランキングへの応援クリックよろしく!
にほんブログ村 ニュースブログ ニュース批評へ

コメント

  1.  英国はともかく、中国と韓国に是非導入してもらいたい。
     日本の海岸の漂着ゴミの8割が中国製、韓国からは養殖海苔の消毒に使う塩酸入りポリタンクが万単位でやってくる。
     他にも、謎の木造小型船90隻(2017年)が漂着と過去最高を記録してる。
     こっちには塩酸より恐ろしい者が乗ってなかったことを祈りたい。

    返信削除
    返信
    1. 紹介した写真も日本海側の惨状を示すものですが、支那や韓国から来るポリタンクなどの被害は悲惨ですね。
      もちろん、ポリタンクだけじゃ無くて、様々なゴミが海洋投棄されていることは想像に難くないわけで、日本だけで頑張ってもどうしようも無い話ではあります。

      そして、「謎の木造船」も、迷惑な話ですな。
      このブログでも触れましたが、去年は非常に多かったようですが、去年だけでは無く過去にも多数の工作員を乗せた船が漂着しております。
      色んな意味で危険です。

      削除
  2. えー、河童とか河太郎とかハンドルがフラフラしました。
    すみません同一人物(山童)です。どっちも同じ意味でして。
    失礼いたしました。

    それでエコ馬鹿ではないつもりですが神社の杜と里山保護運動などしてますので、基本的には賛成なのですが……
    できんのかね?とは思わざる得ませんね。いや賛成なんだけど、賛成と実現可能は別ですから。流通形態がこれだけ小売り業者が廃れてしまうと、リサイクルにしてもガラス瓶時代に戻さないとよれるかね?
    ガラス瓶にすれば輸送コストが掛かるし。とはいえペットボトルだと回収しても「破砕」する訳ですよね?
    kujira様が書いてらしたと思うんですが、過去に小金井市だかでプラスチックゴミの破砕処理場建設が撤回されました。
    あれ、破砕から出る合成樹脂の微飛沫が問題化してた思うです。んでこのプラスチックゴミ問題ですが、私は文系なんで解らないのねすが……
    どーもプラスチックゴミからミクロンなチップが流出して、
    人体や生体を汚染するという説が問題化してるような?
    そんな事が本当にあるのか?
    あるとしたら、これは努力しないとトンデモな事になります。
    とはいえ、そういう説が自然科学的に正しいのかどうか、文系人間にはよく解らないのです。
    う~む、結論の出ないフラフラしたコメントですみません。
    地球温暖化にしても、実野ところどーなのよ?と思うです。
    本当に温暖化していて、それがCO2由来なのならば、これが永久凍土層のメタンまで露出させるとえらい事になります。
    でも地球は実際には冷却化してると言う地球物理学者もいる。
    もう少し学生時代に一般教養の理系分野をマジメに取り組めば良かった。
    いちおう医療分野で働く資格者ですので「理系でない」とは言えないのですが。医師や検査技師ではないからなあ。
    実際のところ、プラスチックゴミのミクロな樹脂粒子問題って本当なんですかね?
    解らないです。

    返信削除
    返信
    1. 出来るか出来ないか?で言えば、本気度次第でしょうな。
      ビール瓶などは未だにリサイクル率が9割程度と言われ、ガラスビンを使う事そのものは無理は無いのだと思います。ただし、既にペットボトル優勢の時代なので、方針転換は困難なのでしょう。

      さて、で、マイクロプラスチックの話なのですが、この話は別途取り上げたいとは思いますが、実際に確認はされていまして、じゃあ、人体への影響は?という話はハッキリせず、研究中である側面もあります。「かつて無かったものですから、悪さをするだろう」といった程度の話なのでしょう。
      これよりも小さいナノプラスチックなども問題だと指摘されていますが、ハッキリしたことは分かっていません。

      温暖化に関してはこのブログでは懐疑論を出しています。実のところ、マイクロ・ナノ・プラスチックと似たような部分がありまして、「諸説ある」程度の話だと思いますよ。これに関しては反論がある人も多いと思いますが。

      削除

コメントを投稿

お気軽にコメントを!ハンドルネームは面倒でもお願いします。